千歳基地は、北海道千歳市にある航空自衛隊の主要基地です。
F-15戦闘機を運用する第201飛行隊・第203飛行隊が置かれ、北海道を中心とした北方の防空を担っています。

新千歳空港のすぐ近くにありますが、同じ空港なんですか?
千歳基地と新千歳空港は隣接していますが、同じ施設ではなく、それぞれ別の滑走路を持っています。
千歳飛行場には2本、新千歳空港にも2本の滑走路があり、周辺には合計4本の滑走路が南北方向に並ぶ特徴的な航空エリアになっています。
さらに千歳基地には、F-15だけでなく、政府専用機B777-300ERを運用する特別航空輸送隊や千歳救難隊など、多くの部隊が配置されています。
この記事では、千歳基地の住所・面積・滑走路・隊員数・配備部隊・航空機・歴史・新千歳空港との違いまで、公式資料をもとに分かりやすく紹介します。
- 千歳基地の所在地は北海道千歳市平和無番地
- 基地全体の面積は約1,054万㎡
- 千歳飛行場には3,000mと2,700mの2本の滑走路がある
- 新千歳空港とは隣接しているが滑走路は共用していない
- 第201飛行隊・第203飛行隊がF-15戦闘機を運用
- B777-300ER政府専用機も千歳基地を拠点としている
- 2026年は千歳の空港開港から100年の節目
千歳基地の特徴と基本情報


最初に、千歳基地の所在地・広さ・滑走路・主な部隊など、基本情報をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 航空自衛隊 千歳基地 |
| 所在地 | 〒066-0044 北海道千歳市平和無番地 |
| 代表電話 | 0123-23-3101 |
| 基地全体の面積 | 約1,054万㎡(約1,054ha・約10.54km²) |
| 飛行場部分 | 約621万㎡(約621ha・約6.21km²) |
| 千歳飛行場の施設概要面積 | 約1,060万㎡ |
| 滑走路 | 3,000m×60m、2,700m×45mの2本 |
| 隊員数 | 概算約2,500人 |
| 代表的な部隊 | 第2航空団、第201飛行隊、第203飛行隊、千歳救難隊、特別航空輸送隊など |
| 代表的な航空機 | F-15、B777-300ER政府専用機、UH-60J、U-125Aなど |
| 隣接施設 | 新千歳空港、海上保安庁千歳航空基地など |
| 航空自衛隊基地としての設置 | 1957年 |
| 千歳の飛行場の起源 | 1926年 |
千歳基地の場所と住所
千歳基地の所在地は、〒066-0044 北海道千歳市平和無番地です。
航空自衛隊が公表している代表電話番号は0123-23-3101です。
千歳市中心部の南側、新千歳空港の北西側に位置しており、新千歳空港とは隣接しています。
Googleマップ挿入位置
Googleマップで「航空自衛隊 千歳基地」を検索し、「共有」→「地図を埋め込む」から小サイズの埋め込みコードを取得して、ここへカスタムHTMLブロックとして貼り付けてください。
航空祭などで千歳基地へ向かう場合は、「新千歳空港」ではなく「航空自衛隊千歳基地」を目的地として確認することが大切です。
基地内部は通常、一般の人が自由に立ち入れる場所ではありません。航空祭などの一般公開時には、指定された入口と見学区域を利用します。
北海道の防空を担う重要な基地
千歳基地の重要な役割のひとつが、北海道を中心とした北方空域の防空です。
第2航空団に所属するF-15戦闘機部隊が、対領空侵犯措置などに備えています。
外国の航空機などが日本の領空へ接近した場合、必要に応じて戦闘機が緊急発進する「スクランブル」が行われます。
千歳基地は、日本の北側の空を守るための重要な戦闘機基地と考えると分かりやすいでしょう。
ただし、基地には戦闘機部隊だけがいるわけではありません。
救難、管制、気象、施設整備、防空、通信、政府専用機の運用など、それぞれ異なる任務を担当する多数の部隊によって基地全体の機能が支えられています。
千歳基地の面積はどのくらい?
千歳基地の面積を調べると、「約1,054万㎡」「約1,060万㎡」「621万㎡」「920ha」など、異なる数字が出てくることがあります。



どの数字が正しいんですか?
どれかが単純に間違っているのではなく、資料によって集計している範囲が異なることが主な理由です。
基地全体は約1,054万㎡
千歳市の資料では、航空自衛隊千歳基地全体の面積を約1,054万㎡としています。
面積の単位を換算すると、次のようになります。
- 10,540,000㎡
- 1,054ha
- 10.54km²
- 約318万8,000坪
- 東京ドーム約225個分
1haは10,000㎡、1km²は1,000,000㎡です。
坪へ換算する場合は、1坪を約3.3058㎡として計算しています。
東京ドーム換算は、東京ドームの建築面積約46,755㎡を基準にした単純計算で、広さをイメージするための目安です。
飛行場部分は約621万㎡
同じ千歳市の資料では、基地全体約1,054万㎡のうち、飛行場部分を約621万㎡としています。
- 6,210,000㎡
- 621ha
- 6.21km²
- 約187万9,000坪
- 東京ドーム約133個分
ここでいう飛行場部分と、基地全体の面積は同じではありません。
基地には滑走路や誘導路だけでなく、部隊庁舎、格納庫、整備施設、補給施設などもあるためです。
「約1,060万㎡」という数字もある
千歳市が公表する「千歳飛行場施設概要」では、千歳飛行場の面積を約1,060万㎡としています。
- 10,600,000㎡
- 1,060ha
- 10.60km²
- 約320万7,000坪
- 東京ドーム約227個分
一方、同資料には航空自衛隊千歳基地全体を1,054万㎡、飛行場を621万㎡とする注記もあります。
そのため「千歳基地は何㎡?」と聞かれた場合は、基地全体として約1,054万㎡としたうえで、資料によって千歳飛行場の施設概要を約1,060万㎡とする表記もあることを説明するのが分かりやすいでしょう。
920haという数字との違い
千歳市の防衛施設に関する資料では、千歳飛行場について約920haという数字も掲載されています。
920haを換算すると、次の大きさです。
- 9,200,000㎡
- 920ha
- 9.20km²
- 約278万3,000坪
- 東京ドーム約197個分
こちらは千歳市の行政区域内にある面積として整理された数字であり、基地全体の1,054万㎡とは集計対象が異なります。
| 資料上の区分 | ㎡ | ha | km² | 東京ドーム換算 |
|---|---|---|---|---|
| 千歳基地全体 | 約1,054万㎡ | 約1,054ha | 約10.54km² | 約225個分 |
| 千歳飛行場施設概要 | 約1,060万㎡ | 約1,060ha | 約10.60km² | 約227個分 |
| 基地のうち飛行場部分 | 約621万㎡ | 約621ha | 約6.21km² | 約133個分 |
| 千歳市内の千歳飛行場 | 約920万㎡ | 約920ha | 約9.20km² | 約197個分 |
千歳基地の広さを比較するときは、数字だけを見るのではなく、「基地全体」「飛行場部分」「千歳市行政区域内」など、どの範囲を集計した数字なのかまで確認することが重要です。
千歳基地と新千歳空港には合計4本の滑走路がある


千歳基地と新千歳空港の関係で、特に間違えやすいのが滑走路です。
千歳基地と新千歳空港は、同じ滑走路を共用しているわけではありません。
千歳基地側の「千歳飛行場」と民間航空機が利用する「新千歳空港」は隣接していますが、それぞれ独自の滑走路を持っています。
千歳飛行場には2本の滑走路
千歳飛行場には、2本の滑走路があります。
| 滑走路 | 長さ | 幅 | 舗装 |
|---|---|---|---|
| 東側滑走路 | 3,000m | 60m | セメントコンクリート |
| 西側滑走路 | 2,700m | 45m | アスファルトコンクリート |
3,000mの滑走路は3kmです。
F-15戦闘機だけでなく、政府専用機B777-300ERなど大型機も運用される千歳基地にとって、長い滑走路は重要な施設です。
新千歳空港にも3,000mの滑走路が2本
隣接する新千歳空港には、A滑走路とB滑走路があります。
| 新千歳空港 | 長さ | 幅 |
|---|---|---|
| A滑走路 | 3,000m | 60m |
| B滑走路 | 3,000m | 60m |
つまり、千歳基地周辺を上空や地図で見ると、
- 千歳飛行場:2本
- 新千歳空港:2本
- 合計:4本
の滑走路が並んでいることになります。
千歳基地と新千歳空港は同じ施設ではない
千歳基地と新千歳空港は非常に近いため、ひとつの空港のように見えることがあります。
しかし、役割は明確に異なります。
| 千歳基地・千歳飛行場 | 新千歳空港 | |
|---|---|---|
| 主な目的 | 防空・訓練・救難・政府専用機運用など | 旅客・貨物など民間航空 |
| 主な航空機 | F-15、政府専用機、救難機など | 国内線・国際線の旅客機など |
| 滑走路 | 2本 | 2本 |
| 一般旅客ターミナル | なし | あり |
一方で、隣接する2つの飛行場では多数の航空機が飛行するため、航空交通管制の面では密接な関係があります。
千歳管制隊は、安全に航空機を離着陸させるための航空交通管制業務を担っています。
千歳周辺が、自衛隊機と旅客機の両方を頻繁に見ることができる特徴的な地域になっている理由のひとつです。
詳しくは、千歳基地と新千歳空港の違いもあわせて確認してください。
千歳基地の主な部隊と航空機


千歳基地は「F-15がいる基地」というイメージが強いですが、実際には多くの部隊が活動しています。
第2航空団
千歳基地を代表する部隊が第2航空団です。
第2航空団はF-15戦闘機を運用し、北方空域の防空や対領空侵犯措置、各種訓練などを行っています。
第2航空団には、F-15を運用する2つの戦闘機部隊があります。
- 第201飛行隊
- 第203飛行隊
第201飛行隊
第201飛行隊は、第2航空団に所属する戦闘機部隊です。
1963年3月5日にF-104Jを使用する飛行隊として編成され、その後F-15へ機種更新されています。
現在はF-15を使用して、対領空侵犯措置など北方の防空任務にあたっています。
第203飛行隊
第203飛行隊も、第2航空団に所属するF-15戦闘機部隊です。
1964年6月25日にF-104Jの飛行隊として編成されました。
航空自衛隊は現在、第203飛行隊を「日本最北端の戦闘機部隊」として紹介しています。
部隊マークには白熊が使われており、千歳基地を代表する飛行隊のひとつです。
F-15戦闘機
千歳基地を代表する航空機がF-15戦闘機です。
F-15は航空自衛隊の主力戦闘機のひとつで、高い速度性能・上昇性能を持ち、防空任務などに使用されています。
千歳基地では第201飛行隊と第203飛行隊がF-15を運用しています。
ただし、千歳周辺の上空でF-15を見たからといって、必ず千歳基地所属機とは限りません。
航空祭・訓練・他基地からの飛来などもあるため、所属を判断する場合は公式情報や機体表示など複数の情報を確認する必要があります。
千歳救難隊
千歳基地には、航空救難を担当する千歳救難隊も配置されています。
航空機事故などが発生した際の捜索・救助だけでなく、必要に応じて災害派遣などにも対応します。
千歳のまちの航空祭では、UH-60J救難ヘリコプターやU-125A救難捜索機による救難訓練展示が行われることもあります。
そのほかの主な部隊
航空自衛隊が公表している千歳基地の主な部隊には、第2航空団以外にも次のような部隊があります。
- 第1移動警戒隊
- 北部高射群
- 北部航空施設隊第2作業隊
- 千歳救難隊
- 基地防空教導隊
- 千歳管制隊
- 千歳気象隊
- 特別航空輸送隊
- 第3移動通信隊
- 千歳地方警務隊
戦闘機を飛ばす部隊だけでなく、レーダー、管制、気象、施設整備、通信、救難、防空などの部隊が協力することで基地の航空任務が成り立っています。
政府専用機も千歳基地に配備されている
千歳基地の大きな特徴として忘れてはいけないのが、政府専用機の拠点になっていることです。
現在使用されている政府専用機は、ボーイング777-300ERです。
政府専用機B777-300ERの大きさ
| 項目 | B777-300ER政府専用機 |
|---|---|
| 全長 | 73.86m |
| 全幅 | 64.8m |
| 全高 | 18.85m |
| 巡航速度 | 約925km/h |
| 航続距離 | 約14,000km |
| エンジン | GE90-115BL×2基 |
大型の旅客機をベースにしており、内閣総理大臣などの要人輸送を主な任務としています。
必要に応じて、海外で緊急事態が起きた際の在外邦人輸送などに使用されることもあります。
特別航空輸送隊が運用
政府専用機を運用するのが、千歳基地に所在する特別航空輸送隊です。
特別航空輸送隊は1992年4月に「臨時特別航空輸送隊」として編成され、1993年6月に現在の特別航空輸送隊となりました。
現在のB777-300ERは、長年使用されたB747-400政府専用機の後継として導入されています。
政府専用機を実際に見られるかどうかは任務や運用状況によりますが、航空祭などで訓練飛行や展示が実施される年もあります。
2026年9月6日の「千歳のまちの航空祭」でも、B777の訓練飛行が実施されました。
千歳基地の隊員数は約2,500人
千歳市の資料では、航空自衛隊千歳基地の隊員数を概算約2,500人としています。
ただし、2,500人という数字は常に固定されている現在員数という意味ではありません。
人事異動、部隊編成、訓練などによって基地内の人数は変化するため、基地の規模を知るための目安として考えるとよいでしょう。
また、千歳基地には複数の部隊が置かれているため、「第2航空団の隊員数」と「千歳基地全体の隊員数」は同じではありません。
千歳基地の歴史|2026年は空港開港100年
千歳と飛行場の関係は、航空自衛隊が発足するよりもはるかに前から続いています。
2026年は、千歳の空港の始まりから100年となる節目の年です。
1926年|村民が着陸場を造る
千歳の空港の原点は、1926年10月22日です。
当時の千歳村の住民が協力して造った着陸場に、「北海」第1号が飛来しました。
この出来事が、現在の千歳基地や新千歳空港につながる航空史の出発点とされています。
1934年|4万5,000坪へ拡張
その後、飛行場の誘致と拡張が進められました。
1934年には、第1期拡張工事によって4万5,000坪の新しい飛行場が整備されます。
4万5,000坪は約14万9,000㎡、約14.9haです。
さらに拡張が続き、1936年には17万2,000坪まで広がり、当時北海道最大の飛行場面積となりました。
戦後は民間航空も再開
終戦後、千歳飛行場は米軍によって使用されました。
1951年には民間航空が再開し、千歳は北海道の空の玄関口として発展していきます。
1957年|航空自衛隊千歳基地が設置
1957年には航空自衛隊の千歳基地が設置され、第2航空団が千歳へ移駐しました。
その後、戦闘機部隊を中心に北方防空の重要拠点として発展していきます。
1963年・1964年|第201・第203飛行隊を編成
1963年3月に第201飛行隊、1964年6月に第203飛行隊が編成されました。
当初はF-104Jを使用していましたが、その後F-15へ更新され、現在も千歳基地の戦闘機部隊として活動しています。
1988年|新千歳空港が開港
民間航空需要の増加を受けて、1988年に新千歳空港が開港しました。
これによって民間航空と自衛隊の飛行場が分離され、現在の「千歳飛行場と新千歳空港が隣接する配置」が形成されました。
2026年|千歳市空港開港100年
1926年に最初の着陸場へ「北海」第1号が飛来してから、2026年でちょうど100年を迎えました。
千歳市では2026年を「千歳市空港開港100年」の記念年として、さまざまな記念事業が行われています。
現在の千歳基地と新千歳空港は別々の施設ですが、そのルーツをたどると、1926年に地域の人々が造った小さな着陸場へ行き着きます。
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1926年 | 村民が造った着陸場に「北海」第1号が飛来 |
| 1934年 | 4万5,000坪の飛行場を整備 |
| 1936年 | 17万2,000坪まで拡張 |
| 1951年 | 民間航空が再開 |
| 1957年 | 航空自衛隊千歳基地設置・第2航空団移駐 |
| 1963年 | 第201飛行隊編成 |
| 1964年 | 第203飛行隊編成 |
| 1988年 | 新千歳空港開港 |
| 1992年 | 臨時特別航空輸送隊編成 |
| 1993年 | 特別航空輸送隊新編 |
| 2019年 | B777-300ER政府専用機による任務運航開始 |
| 2026年 | 千歳市空港開港100年 |
千歳基地と地域の関わり


冬は24時間態勢で飛行場除雪を行う
北海道にある千歳基地では、冬季の除雪も航空任務を維持するための重要な仕事です。
千歳市の資料では、北部航空施設隊第2作業隊が、積雪時に航空機の離着陸やアラート態勢を確保するため、24時間態勢で千歳飛行場の除雪を担当すると説明されています。
単に雪を取り除くというだけではなく、戦闘機の緊急発進を含め、必要なときに航空機を運用できる状態を維持することが目的です。
北海道の基地ならではの特徴のひとつといえるでしょう。
スクランブルに備える
千歳基地では、領空へ接近する航空機などに対応するため、戦闘機が緊急発進できる態勢を維持しています。
スクランブルは、航空機が日本周辺へ接近した場合などに、その航空機の状況を確認するため戦闘機が緊急発進する措置です。
ただし、スクランブルの具体的な発進時刻や飛行経路が一般向けの時刻表として公開されるわけではありません。
上空で戦闘機を見ただけで「スクランブルだった」と断定するのは避け、必要であれば防衛省の公表資料や報道を確認しましょう。
航空機騒音への対策
戦闘機や航空機が離着陸する基地周辺では、航空機騒音も地域にとって重要な課題です。
千歳市では、基地や空港に関する騒音、防衛施設周辺の生活環境整備などについて継続的に資料を公表しています。
騒音の程度は、場所・風向き・使用滑走路・航空機の種類・時間帯などによって変わります。
そのため、基地からの距離だけで騒音の程度を判断することはできません。
航空祭は地域交流の大きな機会
千歳基地では「千歳のまちの航空祭」が開催され、普段は基地へ入る機会がない一般の人も、航空自衛隊の活動を身近に知ることができます。
2026年9月6日に行われた航空祭では、F-15の機動飛行やB777政府専用機の訓練飛行、UH-60J・U-125Aによる救難訓練展示などが実施されました。
航空祭の内容は毎年同じではありません。
参加する航空機、飛行展示、入場方法、交通手段、持ち込み禁止品などは開催年ごとに公式案内を確認してください。
海上保安庁の千歳航空基地とは別の施設
千歳には航空自衛隊の千歳基地だけでなく、海上保安庁千歳航空基地もあります。
名前に「千歳航空基地」と入っているため混同しやすいですが、航空自衛隊とは別組織です。
| 施設 | 所属 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 航空自衛隊 千歳基地 | 防衛省・航空自衛隊 | 防空、訓練、救難、政府専用機運用など |
| 海上保安庁 千歳航空基地 | 国土交通省・海上保安庁 | 海難救助、海上監視など |
海上保安庁千歳航空基地の所在地は、北海道千歳市平和1387番地の1です。
見学やイベント情報を探す場合は、航空自衛隊と海上保安庁のどちらが主催しているのかを確認してください。
千歳基地を見学・撮影するときの注意点
千歳基地を見学・撮影をするときの注意点についてまとめていきます。
基地内へ自由に入ることはできない
千歳基地は一般の観光施設ではないため、通常時に自由に基地内を見学することはできません。
一般公開される航空祭など、基地が認めた機会を利用してください。
航空祭では手荷物検査が行われる
航空祭では、入場時に手荷物検査が実施されることがあります。
2026年の航空祭では、基地内への危険物やドローン、ラジコン機などの持ち込みが禁止されていました。
飛行場地区では三脚・脚立・ドローンを使った撮影も禁止されています。
ルールは変更されることがあるため、過去の情報だけで判断せず、その年の公式案内を確認しましょう。
基地周辺でのドローン飛行には特に注意
千歳基地周辺でドローンを飛行させる場合は、小型無人機等飛行禁止法による規制に注意が必要です。
2026年7月14日の制度改正により、対象となる防衛関係施設周辺では飛行禁止区域が拡大されています。
対象施設の周辺おおむね1,000mの区域では、原則として小型無人機等の飛行が禁止され、飛行には所定の手続きが必要になります。
千歳基地も対象となっているため、「基地や戦闘機を上空から撮影したい」という理由で無断飛行させてはいけません。
公道からの撮影でも交通の妨げにならないようにする
基地周辺から航空機を撮影する場合でも、路上駐車や歩道をふさぐ行為は避けましょう。
私有地や立入禁止区域、基地の管理区域へ無断で入ることもできません。
安全に航空機を見たい場合は、航空祭など公式イベントや、新千歳空港の展望施設などを利用する方法があります。
基地周辺で撮影するときは、撮影そのものだけでなく、立入禁止区域、私有地、駐車場所、ドローン規制なども確認してください。標識や係員の指示がある場合は必ず従いましょう。
千歳基地へのアクセス
航空祭など一般公開時のアクセス方法は、開催年によって変更されることがあります。
2026年9月6日の「千歳のまちの航空祭」では、公式案内で次のように案内されていました。
| 交通手段 | 2026年航空祭での案内 |
|---|---|
| JR千歳駅 | 正門まで徒歩約30分・約2km |
| JR南千歳駅 | 正門まで徒歩約35分・約2.5km |
| シャトルバス | 南千歳駅から基地内まで無料シャトルバスを運行 |
| 自家用車 | 基地内に一般来場者用駐車場なし |
これは2026年航空祭時の情報であり、次回も同じとは限りません。
航空祭へ行く場合は、開催直前に千歳基地公式サイトの交通案内を確認してください。
千歳基地の特徴Q&A
まとめ:千歳基地は北海道の防空と航空の歴史を知る重要な基地
- 千歳基地は北海道千歳市平和無番地にある航空自衛隊基地
- 基地全体の面積は約1,054万㎡・約10.54km²
- 飛行場部分は約621万㎡
- 千歳飛行場には3,000mと2,700mの2本の滑走路がある
- 新千歳空港とは隣接しているが滑走路は共用していない
- 第201飛行隊と第203飛行隊がF-15を運用
- B777-300ER政府専用機を特別航空輸送隊が運用
- 基地の隊員数は概算約2,500人
- 冬季は飛行場機能を維持するため24時間態勢で除雪を行う
- 2026年は千歳の空港開港から100年の節目
千歳基地は、F-15戦闘機が配備される北海道の防空拠点です。
しかし、その特徴は「戦闘機がいる基地」というだけではありません。
約1,054万㎡という広大な基地には、戦闘機部隊、救難部隊、管制部隊、施設部隊、政府専用機を運用する特別航空輸送隊など、さまざまな部隊が配置されています。
さらに、すぐ隣には国内有数の旅客空港である新千歳空港があります。
千歳飛行場の2本と新千歳空港の2本、合計4本の滑走路が並ぶ景観は、千歳ならではの特徴です。
また、千歳の航空史は1926年に地域の人々が造った着陸場から始まり、2026年には開港100年という大きな節目を迎えました。
航空祭へ行く前にこうした基地の役割や歴史を知っておくと、F-15や政府専用機を見るだけでなく、「なぜこの航空機が千歳にいるのか」まで理解できるようになります。
千歳基地を訪れる際は、最新の航空祭情報、交通案内、入場ルールを公式サイトで確認し、安全に見学を楽しみましょう。




